めんげんについて 

冷えとりの靴下を履きだしてから、シルクの靴下に穴が開いた経験をされた方は多いかと思いますが、穴が開く場所には個人差があるのをご存じでしょうか？
皆さんご存知の通り、シルクは毒素を吸湿・放湿してくれます。また、足の裏には沢山のツボ・汗腺があり汗と一緒に毒素も排出してくれるといわれています。
そのため、毒素を吸湿した場所に穴があいてしまうのです。『こんなに頻回に穴が開くのはどうなの？！』と不安・不満に思うと心の冷えにつながります。ご自身で溜めた毒ですので『毒が体から出て行ってくれたんだ！！』と喜んで、履き続けることが大切です。
また、下記の図のように穴の開いた場所から、冷えている臓器がわかるのでチェックしてみて下さい。

手も足と同じ毒出しのツボになりますが、靴下に穴が開くだけが毒出しではありません。指をぶつけたり切ったり等のケガも毒出しといわれています。また、肩こり・頭痛・風邪など、冷え取りを行っている時に出る様々な症状全て、毒出しの症状『瞑眩(めんげん)』といわれています。
病気になる前に、ケガ等様々な症状を出すことで毒を排出し『病気に注意して！！』と体に警告をしてくれているのです。
冷えとり健康法について知れば知るほど驚きや喜びを体験でき、更に楽しく冷えとりライフを送れると思いますので、これからもどんどん知識を増やしていって下さい。

※めんげんには個人差がありますので、あくまでも目安程度にご参考になさって下さい。

　春：立春〜立夏2週間前まで(2/4〜4/20頃まで)
　夏：立夏〜立秋2週間前まで(5/5〜7/23頃まで)
　秋：立秋〜立冬2週間前まで(8/7〜10/23頃まで)
　冬：立冬〜立春2週間前まで(11/7〜1/20頃まで)
　季節の変わり目
　1回：立春前の2週間(1/21〜2/3頃まで)・2回：立夏前の2週間(4/21〜5/4頃まで)
　3回：立秋前の2週間(7/24〜8/6頃まで)・4回：立冬前の2週間(10/24〜11/6頃まで)
　※立春〜立冬の日は、その年により変わりますのであくまでも目安としてご参照下さい。

新芽の出る春は肝臓の季節です。
また、春は1年の内一番毒が出やすいともいわれています。
春になると花粉症に悩まされる方も多いかと思いますが、実は花粉症も毒出し症状の一つなんです。花粉が引き金となり体の外へ毒を出してくれます。
寒い冬はあまり体を動かさず、足元が冷える環境で食べ過ぎると毒が増えます。
大病を招く前に体が警告をして毒を出そうとしてくれています。大変ですが薬で症状を抑えるのではなく、どんどん出し切って下さい。冷えを取り、食生活を見直せば徐々に楽になってきます。でも、何かの都合上薬を使用しなくてはいけない場合もあるかと思います。その時は、帰宅後普段より長めの半身浴と、靴下を沢山重ね履きしてゆっくりお休み下さい。朝にはだいぶ楽になっていますよ。
 

暑い夏は心臓の季節です。
冷えとり健康法では、『夏こそ冷えとり』といわれています。
外気も暑い分、どうしても裸足で過ごしてしまったりと油断しやすい時期です。でも『分かりやす冷えとり健康法』でも説明した通り、夏でも上半身より下半身の方が必ず体温が低く冷えているんです。なので夏でもしっかり冷え取りをし、汗として沢山毒素を排出するようにして下さい。冷え取りをしていると汗をかいてもサラサラした汗しかかきませんので、とても気持ちよく清々しく感じます。
また、夏に良く食べる『そうめんや冷麦・麦茶』などは肝臓の薬になり、肝臓の働きが良くなり心臓を助けてくれるようになります。
冷えとりをしていれば夏バテ知らずで夏を好きになる事間違いなしです！
 

実りの秋は肺の季節です。
咳や鼻水などとして肺に溜まった毒を排出しようとし、春ほどではないですがアレルギー症状なども起きやすくなります。
東洋医学では肺は大腸・皮膚・内膜などと密接な関係にあるといわれていますので、下痢や便秘・皮膚疾患の方は肺や大腸が悪いと考えられています。
また、夏に油断して体を冷やし過ぎたりアイスなど甘いものを摂り過ぎると、秋に風邪をひき体調を崩しやすくなります。風邪も毒出しの一つなので、出る症状は全て出し切ってしまった方が本当の意味で完治します。まだまだ暑い時期ですが、なるべく半身浴・靴下の重ね履きをして体の芯から冷えを取るように心がけましょう。徐々に毒が排出して楽になってきます。
また、この時期は食欲の秋といい沢山美味しい食べ物がありますが、食べ過ぎないようにゆっくりよく噛んで、季節の恵みに感謝して頂くようにしてみて下さい。
 

寒い冬は腎臓の季節です。
腎臓は臓器の中で一番冷えやすい臓器といわれています。
また、骨との関係か深くこの時期は転倒して骨折したりするのは腎臓の毒出しという意味もあるそうです。
冬にると腰痛や膝の痛みなど関節痛が起きやすくなったり、風邪をひきやすくなります。これは腎臓が冷えている証拠です。とにかく足元を温める事を最優先して下さい。また、風邪をひいて食欲が落ちた時はムリに食べる必要はありません。『体力をつけるために沢山食べなさいと！』と考える人がいますが、ムリな食事は冷えの原因になります。その時は食欲が出るまで消化器を休めてあげましょう。
足元を温め冷えを取ることで、インフルエンザ・肺炎などに罹りにくくなりますのでしっかり足元を温め、半身浴・靴下の重ね履き・湯たんぽなどを十分に活用し、免疫力をUPし病気に打ち勝つ体を作って下さい。
 

年に4回、消化器の季節です。
他の臓器は年に1回なのに、消化器は年に4回なんです。体にとって食べ過ぎがどれだけ害になるかがよくわかります。
季節の変わり目に体調を崩しやすい人がいますが、それは消化器が悪いからだといわれています。主な症状として、風邪・発熱・下痢・嘔吐・胃痛・食欲不振・倦怠感などが現れやすいです。しかし、消化器の毒が心臓・腎臓へ送られ、心臓や腎臓の症状だけが出ることもあります。人それぞれ毒出しの症状はバラバラなんです。
『季節の変わり目は体調を崩すもの!!』と諦めず、しっかり冷えを取り、食べ過ぎに注意して心と体のバランスを整えて下さい。必ず心と体の変化を実感できる日がくるはずです。

冷えとり健康法はとても奥深い健康法です。まだまだお伝えしたい事も沢山ありますが、きりがなくなってしまうのでこの辺にしておこうと思います。
冷えとりを実践していく中で、疑問に思ったり・対処方法などお困りの場合はいつでもお問い合わせ下さい。お問い合わせ頂きました順にご対応させて頂きますのでよろしくお願い致します。
また、冷えとり健康法は苦痛に感じながら続ける健康法ではございません。
なぜなら『苦痛⇒ストレス＝冷え』に繋がるからです。ですので、ご自分の生活スタイルに合わせ、ご自分にできる事から少しずつで結構ですのでチャレンジしてみて下さい。
あと、ご自分が良いと感じても他の方へあまり無理強いしな事をおすすめします。その人のタイミングもありますし、『やってみたい！』と思った時に始めることで長続きしますし、何より効果が得られやすくなります。

少しでも皆様が健康で楽しい人生を送れるお手伝いができればと思っております。
 

 

 

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